所有権移転外リースの会計処理、仕訳、勘定科目など

投稿日:2015年3月15日 更新日:

所有権移転外リースは、売買処理としながらもリース特有の処理を行います。
具体的には、次のように取り扱います。

例)4月1日、リースにより次の車両を取得した。(会計期間:4/1~3/31)

リース期間:5年(リース期間定額法)
耐用年数:6年(償却率0.500による定率法)
リース料:1,000,000円/年(見積現金購入価額:4,600,000)
利息:100,000円/年(簡便法)

なお、当該リース取引は所有権移転外リース取引に該当する。

・リース開始時

(リース資産) 5,000,000  (リース債務) 5,000,000

所有権移転外リースの場合、資産科目は「リース資産」となります。
なお、取得価額についてはリース料総額(1,000千円/年×5年=5,000千円)とイコールです。

ちなみに、所有権移転リースですと、勘定科目はリース資産ではなく、
「車両」になりますので注意して下さい。

参考)
所有権移転リースの会計処理、仕訳、勘定科目など

・リース料支払時

(リース債務)900,000  (現預金)1,000,000
(支払利息)100,000

リース取引であっても、借入の返済と同じ処理になります。
なお、利息は100千円のため、差額の900千円がリース債務の減少となります。

・決算時

(減価償却費) 1,000,000 (リース資産) 1,000,000

所有権移転外リースの場合、減価償却は本来の耐用年数ではなく
リース期間を耐用年数とする残存価額ゼロの定額法
(「リース期間定額法」といいます)により計算します。

本問の場合は、5,000,000÷5年=1,000,000が減価償却費となります。

所有権移転外リースの仕訳をまとめると以下の通りです。

1.購入時(所有権移転リースと異なります!)

(リース資産)××  (リース債務)××

2.リース料支払時(所有権移転リースと同じです

(リース債務)××  (現預金)××
(支払利息)××

3.決算時(所有権移転リースと異なります!)

(減価償却費)×× (資産)××

減価償却は通常の減価償却ではなく、リース期間定額法になります。

所有権移転外リースと所有権移転リースでは、
会計処理が微妙に違いますので注意して下さい。

「所有権移転外リースはリース、所有権移転リースは通常の資産取得!」

と覚えておくと分かり易いかなと思います。

参考)

リース資産の勘定科目
支払リース料の概要
ファイナンスリースとオペレーティングリースの違い
オペレーティングリースとファイナンスリースの消費税等の取扱い
所有権移転リースと所有権移転外リースの判定
所有権移転リースと所有権移転外リースとの違いをまとめてみました

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