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所有権移転リースの会計処理、仕訳、勘定科目など

投稿日:2015年3月11日 更新日:

所有権移転リースは、通常の資産購入と同じものとして処理をします。
具体的には、次のように取り扱います。

例)4月1日、リースにより次の車両を取得した。(会計期間:4/1~3/31)

リース期間:5年(リース期間定額法)
耐用年数:6年(償却率0.333による定率法)
リース料:1,000,000円/年
見積現金購入価額:4,600,000
利息:簡便法により計算

なお、リース期間終了時に当該資産を100,000円で購入する権利が
付与されており、当社はその権利を行使する予定である。

・リース開始時

(車両) 4,600,000 (リース債務) 4,600,000

所有権移転リースの場合は資産の購入と同じであるため、
資産科目はリース資産ではなく、「車両」となります。

また、所有権移転リースの場合には、見積現金購入価額とリース料総額を
利子率で割り引いたものとのいずれか低い金額を取得価額とします。

所有権移転外リースとは処理が異なるので注意して下さい。

参考)
所有権移転外リースの会計処理、仕訳、勘定科目など

・リース料支払時

(リース債務)920,000  (現預金) 1,000,000
(支払利息) 80,000

支払ったリース料のうち、利息相当額を計上し支出金額との差額分が
リース債務(借金の返済)となります。

なお、本問では簡便法のため、取得価額4,600千円÷5年=920千円を
リース債務の弁済とし、差額を支払利息としています。

・決算時

(減価償却費) 1,531,800  (車両) 1,531,800

所有権移転リースの場合、本来の耐用年数に沿った減価償却を行うこととなります。
本問の場合、

「4,600,000×0.333×12/12=1,531,800」

が減価償却費となります。

所有権移転リースの場合は、通常の資産購入と同じ!
と理解して頂ければよろしいかと思います。

ただし、所有権移転リースはあくまでリース取引ですので、
リース債務が計上されることは忘れないで下さい。

所有権移転リースの仕訳をまとめると以下の通りです。

1.購入時(所有権移転外リースと異なります!)

(資産)××   (リース債務)××

2.リース料支払時(所有権移転外リースと同じです

(リース債務)××  (現預金)××
(支払利息)××

3.決算時(所有権移転外リースと異なります!)

(減価償却費)××  (資産)××

なお、減価償却はリース期間定額法ではなく、
通常の資産取得と同じ減価償却方法になります。

参考)
リース資産の勘定科目
支払リース料の概要
ファイナンスリースとオペレーティングリースの違い
オペレーティングリースとファイナンスリースの消費税等の取扱い
所有権移転リースと所有権移転外リースの判定
所有権移転リースと所有権移転外リースとの違いをまとめてみました

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